オオウバユリ
夏の終りが近づいた林に、緑色の実をつけたとうが立っていて、それを目印にして近くを探すと、葉が枯れたオオウバユリを見つけることができる。
できるだけ株の大きいものを見つけ、数個も採ってくれば充分まにあう。
土を落として、鱗片を丁寧にはぎとって水洗いし、傷んだ部分を削り取って水切りしておく。
【中華風すいとん】

茹でて繊維を取り除いたものを、さらしやクッキング・ペーパーでかるくしぼって水気をとり、澱粉1、薄力粉2の割合で混ぜて団子をつくる。
ゆで汁はスープに使うのでとっておく。
柔らかめの生地をつくり、手につかないように澱粉をつけてまるめて団子を作り、塩を少し入れた熱湯に入れて、中が煮えるまで中火で下茹でをしてざるにあげておく。
オオウバユリを茹でた汁に適量の水を加え、中華風味のスープをつくって片栗粉でとろみをつけ、団子を入れて中まで熱くなったら火を止める。
好みの野菜や鶏肉などを入れると、オオウバユリの風味がいきた美味しい逸品を楽しむことができる。片栗粉を入れるまでは、丁寧に灰汁をとって、透明でさっぱりしたスープに仕上げる。