エゾニワトコ(スイカズラ科) 木の実

[生えている場所] 低地から山地の日当たりのいい場所

 高さが3m〜5mになる落葉低木で、5〜6月に花が咲く。
枝は折れやすく不規則に曲がっている。早春、残雪のあるころから芽をだすが、霜に弱いので時期をのがすと、いいものを摘むことができない。



[食べられる部分] 新芽や若い葉、ツボミ

[味のポイント] くせがなく、ほのかに甘い

[調理の仕方]
 3〜4cmにのびた芽やつぼみを、付け根からとり、さっと茹でて冷水にさらす。そのまま水切りをして、ゴマ和えやマヨネーズで和えると美味しく食べることができる。
生のものを天ぷらにしても、癖がなく美味しい。

[つくだに]
 ゴマ油を少し絡めて、醤油と砂糖で煮詰め、トウガラシをいれて、甘辛くしあげる。エゾニワトコを長く煮詰めると色が悪くなるので、たれを煮詰めて水分が少なくなってから入れる。
葉の緑が残るようにできあがれば最高だ。温かいご飯にのせるとほろ苦い野生の香りで、ご飯がいっそう美味しくなる。

[保存方法] 佃煮を瓶に詰めて冷蔵庫で保存。